2012-10-26
絵本 「わたしのもみじ」
表紙のもみじの紅葉の美しさにひかれて手にとった写真絵本です。
一本の大きなもみじの四季を追ったおはなしです。
著者が、この大きなもみじにひかれて、親しみをもって撮り続けた様子が伝わってくるようです。
それは、「わたしの」というタイトルにもあらわれていると思います。
高原の四季は、緑の春、生きものあふれる夏、そして紅葉の秋、雪積もる冬と、四季折々の姿をみせてくれ、それと同時にもみじの成長も描かれており、その先にあの美しい紅葉があると思うと、生命力を感じ、すごいなあと思います。
子どもにも、優しい文章と、その写真の表現力で、とてもわかりやすいと思います。
紅葉の秋におすすめの一冊です。
「わたしのもみじ」岩間史朗 著/ポプラ社