2012-01-07
七草粥
1月7日の朝には、七草粥を食べる。
これも日本に古来から続く風習です。
お正月のお節などで、贅沢したおなかが、七草粥を食べるとほっとしますね。
塩味のさっぱりした味が、なんとも美味しい七草粥。
春の七草は、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、ずずしろ、これぞ七草」と詠われます。
ごぎょうは、ハハコグサのこと。
ほとけのざは、コオニタビラコのことをいいます。
すずな(カブ)、すずしろ(大根)は、田んぼにありませんが、他は田んぼの畦草です。
粥はお米ですから、七草粥は、この一年の無病息災を祈るとともに、無事にお正月を迎えられ、田んぼへの感謝の気持ちにかえる行事のようにも思えてきます。
ちなみにコオニタビラコは、だんだんと希少な植物にもなっています。
田んぼがなくても、この時期になると八百屋さんで、七草のセットが店頭に並びます。
新年を無事に迎えられたことに感謝して、いただきたいですね。