2012-01-13
どんと焼き
小正月にあたる1月15日には、「どんと焼き」という伝統行事があります。
地方によって呼び名が色々あり、「左義長」「さいと焼き」といわれるものです。
お正月飾りや、門松、書き初め、祈願成就しただるまなどを燃やして家内安全、無病息災、五穀豊穣を願う習わしです。
火は穢れを清めるもので、神様を空にお送りするという意味が込められています。
このどんと焼きの火にあたると若返る、お団子を焼いて食べると、この一年病気にならないといわれています。
書き初めを燃やすと紙が舞い上がることから、字が上手になるといわれます。
寺社や、田んぼなどで行われる、さいと焼き。
最近市販されている注連縄等には、針金などの材料が使われています。
特に田んぼで行われる場合には、特に材料をみて、燃やすと害のあるものは、予めはずして出すと丁寧です。
どんと焼きの火には、祓い清めるということと、現実世界に戻るという意味もあるようです。
どんと焼きを終えると、お正月も終わりだな、という気分になりますね~。