2012-07-19
セミの幼虫
家の木を抜くことがありました。大きめの穴を掘ったところ、出て来た幼虫。
はじめてみたので、何かと思いましたが、セミの幼虫だとわかりました。
セミの抜け殻でみるものよりも、まだ小さいようです。
セミは、長い間土の中で過ごします。例えばアブラゼミでは4年から6年ともいわれています。
その間、木の根から汁を吸って生きています。
長い間土のなかで過ごして、夏にやっと地上に出て来て羽化して、成虫になって、生きる時間はわずか一週間程度。
いのちの儚さや、そしてたくましさも感じます。
みつけたセミの幼虫は、きっとあと数年土のなかで過ごすのだと思います。
様子をみていると、また土のなかにもぐっていきました。
街中は、コンクリート舗装されているところが多いので、数年後、せっかく出ようと思ったら、アスファルトで出られない、なんて困っているセミもきっといることでしょう。
うちの周りは幸い地面は土ばかりなので、よかったなと思ったりもする出来事でした。