2013-08-05
アゲハの幼虫
カラタチの葉に今年もいました。緑のいもむし、アゲハチョウの幼虫です。
5回脱皮して大きくなりますが、うまれて間もない時には茶色の色で、まるで鳥のフンのようです。
大きくなって緑色になると、頭部のところに丸い目のような模様があって、ヘビのような姿に。
擬態をしながら、他の虫に食べられないような姿になっています。
アゲハチョウの仲間は、それぞれ、食草、食樹があります。ナミアゲハやクロアゲハはミカン科の葉っぱを食べて大きくなります。
キアゲハはセリ科の葉っぱを食べます。
生きものたちはこうして、好きな植物がきまっていることが多いです。それだけ、多様な植物がないと、それぞれが生きていけない。多様性というのはこういうことからも大切なことだと感じます。
毎年、カラタチの木にアゲハの幼虫が来ると、その数はそんなに多くないのもあって、なんだかほっとします。
美しいチョウになって飛ぶ、この夏。