2013-11-29
ひっつき虫「イノコヅチ」
草原に入ったりすると、ズボンにいっぱいくっつく、草の種。
アメリカセンダングサをはじめ、ヌスビトハギなどいろんな種がくっつきます。
これらを、「ひっつきむし」とよびます。
なかでも、いっぱいくっつくのが、「イノコヅチ」です。種には、かぎのような先があり、そこがひっかかるようになっています。
動物があるくときに、くっついてはこばれるように形づくられた種のかたち。
今は、人がはこぶ役割を担っているようです。
イノコヅチは小さな種で、たくさんくっつくので、取るのがなかなか大変です。
畑仕事をしていると軍手にくっつくのはきまって、イノコヅチ。
大変だと思いながらも、種の生命力に関心する、ひっつきむしの秋です。