2011-04-26
青春映画の代表作
映画の「RENT」を観ました。
オフブロードウェイで初演をしてから、ブロードウェイのネダーランダー劇場に場所を移し、12年連続上演という歴代7位の記録を持つミュージカルの映画版。
ミュージカルのオリジナルメンバー8人のうち、6人が演じた役として出演し、監督はハリーポッターの監督として有名になったクリス・コロンバスです。
エイズ、麻薬、貧困、マイノリティといった繊細な題材を使ったストーリーなのですが、悲しい暗い話ではなく、どんな困難な状況でも夢を諦めず、一生懸命に生きようとする若者達の姿勢に胸が熱くなり思わず映画が終わったあとに拍手をしたくなるようなすばらしい映画なのです。
このミュージカルを書いたジョナサン・ラーソンは、このミュージカルの初日の前日に急死してしまったので、このミュージカルがロングランになったことを知りません。
彼は、ハンバーガーショップでアルバイトをしながら、このミュージカルを構想し、脚本から作曲までほぼ一人で行った天才です。
またこのハンバーガーショップで見習いとして入ってきたのが、のちにコリンズを演じるジェシー・マーティンで、RENTに助成金を送ってたシアターのチケット窓口で働いていたのが、のちに主役のマークを演じるアンソニー・ラップなのです。
他にもたくさんRENTにまつわるエピソードがあります。
「レントヘッド」と呼ばれる「RENT」の熱狂的ファンがいるのも理解できます。
音楽もとてもよくて、私はたまにサントラを聴いています。
どれだけ時間が流れても、この作品はずっと語り継がれていくと思います。
また再上演が始まることを、心から願ってます。