2017-11-25
貯水槽方式 と 直結給水方式
マンションなど高層階の建物に、
どのように水を供給しているのか気になったことはありませんか?
きっと皆さんがご存じなのは、画像のように屋上階にタンクが設置された
“貯水槽方式”と呼ばれる、水のくみ上げ方式のことです。
水道から供給された水を、一旦このタンクのなかに貯めて
各部屋へと再度供給します。
長きにわたりこの貯水槽方式が主流でしたが、
最近では“直結給水方式”というタンクを経由することのない方式を
推奨している自治体も増えてきています。
推奨される1番の理由が、清潔さ。
節水機能のついた家電や、ペットボトル飲料の利用機会の増加等により
昔よりも各家庭で使われる水の量は減ってきています。
そのため、タンクのなかに水が留まる時間がどんどん長くなり
タンク内の衛生状態が気になる…という状態に。
直結給水方式なら、タンク内に貯める必要がないので
清潔度は通常の供給と同じにすることができます。
これが実現できるようになったのは、
水を供給するポンプの進化発展によるものです。さすが技術大国、日本!