2018-09-25
茨城県桜川市の真壁伝承館
久しぶりの建築探訪。
今回は、茨城県桜川市の
真壁伝承館へ行ってきました。(設計:設計組織ADH)
プロポザールで選ばれてできた建築ですが、
興味深いのはプロポザールで勝つまでの手法。
真壁伝承館の周辺は、江戸?昭和時代までの建物が多く残る地域で、
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
そのことを踏まえて、サンプリング(周囲の建築の徹底研究)と
アセンブリー(組み合わせ・構築)を行うという手法で、
真壁伝承館の形を決める≒設計作業を行ったそうです。
設計のプロだけで決めるのではなく、
地域住人に直接意見を求め、
施設内の図書館・ホール・資料館の位置を決めていったのも特徴的。
地域に根付いた建築って、こういうことかもしれませんね。
秋は芸術の季節。散歩にももってこいの気候となります。
みなさんも建築を訪ねて、出かけてみてはどうでしょう?
秋の旅行を兼ねて、遠くへ行くもよし。
とりあえずの手始めに、近場の建築を見に行くのもよしですよ。