2021-03-31
早い=凄いが、すべてではないよね
我が家のそばに、戸建て住宅の建設現場があります。
木組みがなされ住宅としての骨組みが出来あがり、
そこに面がつき・空間が生まれ…という流れを目にしていると
「ああ、早いなぁ。」と毎日のように思います。
プレカット等のおかげで、ある程度パズルのように
はめ込んでいけば良いという技術進歩による作業効率UPと、
現場で実際に動く職人さんの力量が合わさって生み出されるスピード。
これには頭が上がりません。
しかしその一方で、
「こんなに急いで作らなくてはダメ?」と思ってしまう私もいます。
例えばこれが医療関係の場所であったなら、
医療現場が工事で停止しては
困る・万が一にも工期が延びようものなら大問題!となるのかも。
以前京都へ行った際に、
100年前の庭造りについてお話を伺う機会がありました。
庭師さんは、縁側に腰かけて
数日ぼんやりと庭を眺めるところから庭造りを始めるそう。
その庭を今後眺める場所から、
実際にぼんやりとみている方がイメージが付きやすいのかも。
スピードが全てではないこと、忘れずにいたいですね。