2011-12-28
師走 しめ飾り
クリスマスが終わると、一気に年末。お正月を迎える準備が始まります。
新しい年を迎える準備です。
西洋から、日本の文化へ。この切り替わりの早さにいつも少し戸惑いながら。
しめ飾りは、毎年手作りしています。藁を綯う時、神聖な気持ちになります。
年々上達しているので、うれしい気分です。
神域と下界との結界。新しい年を寿ぐ心。
しめ飾りは、12月26、27、28、30日に飾るようにします。
29日は、「苦(九)立て」といって縁起が悪いとされます。
31日も、神様への誠意のない「一夜飾り」なのでいけません。
お正月を迎え、松の内を終えると、どんと焼き(他にさいと焼きなど、地方によって呼び名が違います)で、燃やします。
みなさん、よいお年をお迎えください。
2011-12-23
100万回生きたねこ
佐野洋子さんは、日本を代表する絵本作家さんです。
なかでも1977年に出版された、この「100万回生きたねこ」は名作として知られています。
今でも、本屋さんには必ずある絵本といっていいくらい、支持されている絵本のひとつです。
絵本なのですが、きっと、子どもより大人が心打たれるお話ともいえると思います。お話を読みすすめていくうちに、なんともいえない気持ちがおとずれ、このお話は「愛」のお話なのだとわかります。
小さな子どもには、むずかしいところもあるかもしれませんが、なん度も手にとって、読み返したいお話です。
この絵本が好きだと感じる心を持った、子どもになってほしいな、そんな気持ちで、子どもへのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?
2011-12-22
カマキリの卵のある位置
先の記事に書いたのですが、今年のカマキリの卵(卵のう)のある位置を観察してみました。
オオカマキリの卵のうは、笹やススキなど、野原でもみつけることができます。
ちなみに、他のコカマキリ、ハラビロカマキリ、チョウセンカマキリ、それぞれ卵をうむのに好きな場所があるようです。
今年のオオカマキリの卵をみていると、地面からとても低い位置に産みつけられている場合がとても多いことに気づきました。
カマキリの卵の位置と、その年の積雪量の関係は、観望天気(天気のことわざ)として言い伝えられています。湿気を嫌うカマキリの卵。なので、雪の積もらない位置に産みつけるというものです。
それが確かなものかというと、正確にはわかりませんが、こういった身近な自然を目にして考えることはとても素敵なことだと思います。
ということで、今年はカマキリの卵の位置では、あたたかな冬になるようです。
2011-12-20
柚子種化粧水
柚子は、おいしくいただくだけでなく、種まですべて利用することができます。
たくさんある種をよく洗って、焼酎やホワイトリカーに漬けます。
2週間ほど漬け込むと、とろみのある液体になります。
種に含まれるペクチンの働きで、このとろみのある液体で作るのが、柚子種化粧水です。
そのまま付けてもいいのですが、私はこの液体に、精製水とグリセリン、ローズウォーターを加えて化粧水にしています。
柚子種から保湿効果が得られる手作りコスメです。
柚子種の抽出液は冷蔵庫で保管しておきます。化粧水は数日で使い切る分ずつ作ります。
自然の恵みいっぱいの手作り化粧水は、何が入っているのかもわかるし、無添加で、肌にも優しく安心して使えます。(肌に合わない方もいるかもしれませんので、注意して下さい)
この抽出液を利用して、保湿クリームを作ったり、いろいろにアレンジもできます。
実も種もぜんぶで楽しめる万能の柚子です。
2011-12-18
柚子
冬は柑橘類が美味しい季節です。
ご近所の柚子の木に、実がたくさんなるので、毎年柚子をいただくのを、楽しみにしています。
柚子は、果汁をしぼったり、皮を刻んで、お料理に香りを添えたりももちろんですが、いっぱいいただく年末には、柚子はちみつをストックしています。
よく洗った柚子を細かく刻んで、瓶に入れ、はちみつに漬けるだけです。
2、3日置いたら、食べられます。
そのまま食べても美味しいですが、いろいろに使えます。お菓子に入れてもいいですね。
私は、お湯にといて、柚子茶するのがお気に入りです。
とっても体があたたまります。眠る前に飲んでます。
ビタミンも豊富で香りも良い柚子。他にも冬至には柚子湯に入ったりと、大活躍です。
2011-12-15
湯湯婆(ゆたんぽ)
ふとした会話のなかに、寒くなってきたという言葉が云われる今です。
今年は、暖かかったりもしますが、かと思うと急に寒くなったり。
夜眠るとき、電気毛布だとなんだか、寝にくい。やっぱりいちばん便利で優れものなのは、昔ながらの「湯湯婆(ゆたんぽ)」に限ります。
今は、エコグッズとしても関心が集まり、昔ながらの湯たんぽの他にも、様々な湯たんぽがありますね。
昔ながらの湯たんぽは、ガスにかけたり、ストープの上に置いて中を温めることができるので便利です。
眠りにつく少し前に、布団の足元に入れておけば、寝つきも良く、眠れます。
次の日の朝には、ぬるま湯になった中のお湯で、顔を洗ったりすれば、また良しです。
今年は、湯たんぽが大活躍しそうです。
2011-12-10
芋煮汁
私が今住んでいる地域ではあまりメジャーではないのですが、東北地方の一部の地域では秋に入った今の季節に里芋とこんにゃく、ごぼうや人参などの秋野菜を入れた汁を作り、皆で食べる習慣があります。
私は、母が東北出身の人間なので、子どもの時から秋になると必ずこの「芋煮汁」を食べていました。
結婚して、今は母と別の家に住んでおり、料理も自分で作っているのですが、秋になると、どうしても母が作ってくれた芋煮汁が食べたくなります。
里芋や人参、ごぼう、豚肉、コンニャクなどを小さく切り、油で炒めてからだし汁で煮ます。それに味噌か醤油で味をつければ出来上がりです。
醤油で味をつける地域が多いらしいのですが、うちの母はよく味噌で味付けしていました。
母が作っていた姿を思い出しながら、自分で作ってみたので写真を載せておきます。
基本的には味噌汁の代わりに食べるのですが、翌日まで残ってちょっと味が濃くなったようなところに饂飩を入れて、七味を振ると最高に美味しいのです。
懐かしいこの味を、自分の子ども達にも伝えていこうと思います。
2011-12-01
暮らしの知恵 「天ぷら油ろうそく」
停電の時に、とく使ったろうそく。
防災グッズも準備しておかなくちゃと、ろうそくをちょくちょく作ることにしました。
以前は、みつろうでろうそくを作っていましたが、リサイクルのことを考えて、最近では、天ぷら油で作るろうそくにはまっています。
天ぷら油のろうそくは、いろいろな作り方がありますが、いちばん簡単だと思うのは、使用済みの油を処理する過程で作るろうそくです。
使い終わった天ぷら油に凝固剤を混ぜて、固まる前に、空き缶や牛乳パックなどに油を入れるだけです。
ろうそくの芯は、ティッシュペーパーをこよりにしたものを使います。
簡単にできて、普段捨ててしまうものを利用するだけ。器に大きなろうそくを作ることができるので、時間もかなり持ちます。
作り置きしておくといざというときに便利です。天ぷら油のいい匂いがするろうそくです。
2011-11-30
夕暮れの公園
最近、少し冷えますね。
冬が近づいてきた証拠ですね。
秋というと、私は夕暮れ時を連想します。
子どものときには、秋の夕暮れ時はカラスが山のほうへ飛んでいくのを見上げたり、友達と一緒にトンボを捕まえたり、落ちている柿を蹴飛ばしたりしました。
そして、通りすがりの家から夕食を準備している良い匂いが漂ってくると、慌てて家まで帰ったものでした。
今では、家で食事を準備するのは自分の役目です。
そして、子ども達が「お腹空いた~!」と帰ってきます。
きっと子ども達も、秋の夕暮れ時には私が子どもの頃に感じたのと同じような気持ちを感じたり、また、私が感じたことの無い気持ちや、見たことの無い風景も見たりしているのだろうと思うと、ちょっと嬉しいような、羨ましいような気持ちになります。
今日はそんな事を思いながら帰り道を歩いていたら、いつも通る公園が違った風に見えたので写真を撮ってきました。
夕暮れの公園は、寂しく、けどどこか懐かしく感じるのが不思議ですね。
2011-11-25
秋の工作
今日は、子どもが小学校でこのようなものを作ってきました。
秋の植物を利用して作った「お父さんの顔」だそうです。
輪郭は木の枝で、目には松ぼっくり、鼻は何かの木の実を組み合わせて作られています。
ほのぼのとして可愛らしかったので写真に撮ってみました。
秋になると、樹木が立っているところにはドングリや松ぼっくりが沢山落ちていますが、私は子どもの頃に、それらを拾うのが大好きでした。
特に目的があるというわけでは無いんですよね。
とにかく「集めることそのもの」が楽しいのです。
私は、遊びに行くときにはいつも水色の小さなバケツを持っていったのですが、秋にそれに沢山の木の実やどんぐりを入れて家に帰った後、そのどんぐりや木の実を何かに使用した記憶がほとんどありません。
ですので、きっと特に何かに使用することも無くそのバケツをまた次の用途に使用するために中身を出し、出したものはそのまま放置して、特にどうすることも無かったのだと思います。
大人になると、何をするにしても理由や結果を求めてしまいますが、時にはそれをすること自体を純粋に楽しめるような時間がとれたら素敵だな、と、今日この工作を見ながら思いました。