2014-06-29
クモの子を散らす
閲覧注意、でしょうか。
今の季節、冬を卵で越したクモの卵から、クモの子が孵って固まって過ごしています。
近くに寄ると、振動などで反応し、バッと小さなクモの子がまわりに四方八方に散ります。
その様子から、「蜘蛛の子を散らすように…」とことわざがあるのです。
実際にみると、驚く方もいると思いますが、一匹一匹小さな赤ちゃんクモが健気に生きています。
小さい間は、集団になって、身を守っているのですね。
このあと、脱皮をして、いよいよクモたちは糸を出して風にのって、それぞれ旅に出ます。
ひとつの卵から何百と生まれるクモの子たちも、大きくなるまでに雨風や食べられてしまったりで、生き残れるのは数匹です。
しぜんのきびしさを感じます。