2015-07-02
お蚕の繭
去年、お蚕を育てたのですが、うんだ卵がかえって今年も育てることになりました。
まさか孵ると思わなかったので、びっくり。
新鮮なクワの葉を毎日あげて、もりもり食べて大きくなるお蚕(幼虫)。
終齢虫(何度か脱皮し、最後の大きな幼虫)になると、クワの葉を食べる音が聞こえる程です。
そして、糸を口から出し始めて、繭作りが始まりました。
今回はトイレットペーパーの芯をつかって、繭の部屋を作りました。まるい形が気に入るのかどうか心配でしたが、大丈夫でした。
きれいな楕円の繭になりました。
こんなふうに一匹の虫が美しい形の繭を作り出すのがすごいなあと思います。
この後が糸取りになるわけですが、とても心苦しい気持ちもします。
孵化してたくさん卵を産んでも大変。
そのままにも出来ないのですが、決断とその時間に追われる日々。
青梅市の河辺や千ヶ瀬、長淵周辺の旧調布村は、その名の通り明治の頃まで養蚕が盛んで、お客様の古民家住宅を訪問した際には、蚕を飼う大きな軒裏のお部屋を拝見したことがあります。
繭を見るととても美しい。この繭からまた何かの作品でも産んでみたいですね。