2025-03-15
近年の建売住宅と西洋・元来の日本らしい美
西洋人の作り上げた美と、元来の日本らしい必要の上にある美。
それらについて思いを巡らしてみると、
近年の建売住宅はどれもチグハグしているように思えてなりません。
例えば、
「泊まり客や親と同居となった際を想定して1部屋は和室を設けておく」
わざわざ他の部屋とテイストを変える必要あります?
しかも数年に一度は手入れが必要となる、畳を選ぶメリットとは何でしょう?
造り付けのクローゼットが主流で、
常時そのクローゼット内に片付けてあったエアベッドを、
泊まりの来客に提供するのが現代流では。
加えて親世代は、もう畳を求めて居る世代ではないのでは。
客間(応接間)を設けることもなくなり、
ダイニングとひとつながりとなった家族用のリビングに来客を通すのが常でしょう。
これもまた、ひと昔前の日本とは異なる考え方ですよね。
家族の内情を見せることに抵抗がないと言いますか、
まぁ土地がないからこその妥協もあるのでしょうが。